まだ婚活という言葉がなかった頃
今よりは職場結婚はうんと多かった様な気がします。
まだ婚活という言葉がなかった頃
今よりは職場結婚は多かった様な気がします。
企業も男性社員の相手として女性を考えていた時代です。
仕事の内容は今ほど充実していなかったかもしれないけど、
永久就職という後ろ盾がありました。
それだけに
「結婚適齢期」なる言葉が幅をきかせ
クリスマスケーキなどと今なら考えられない言葉もありました。
(女性は24までが適齢期、25過ぎたら売れ残り・・・)
そして、どこの近所にもやけに明るい仲人おばさんがいました。
地元の世話役、御寺の住職、親戚の人、もと学校の先生等々
いろいろな方もお世話を焼いて下さり、時には強引にお見合いを勧めていました。
女性の親はもう早め早めにそういう方々に写真をあずけ(大学なら4年の夏が普通)
一応成功報酬なので、20万円か~30万円はお渡ししていました。
今の個人事業の結婚相談所と同じでしょう。
それなりに釣り合いを考え、今ほどシステムがないにも拘わらず1~2回のお見合いで
結婚していました。
なかには10回以上のお見合いを繰り返すつわものもいましたが、
そういう人は結局結婚できないことがままありました。
30歳過ぎて独身だと、何か難があるのだろうと
近所から噂されるので、本人よりも親が頑張る場合も多かったようです。
今は、企業にとっても女性は重要な人材です。
大変だけど遣り甲斐もあり、寿退社の後ろ盾の必要性は下がる一方。
所帯も持たない男性でも勿論一人前扱い。
近所から40歳過ぎの独身の男女に好奇の目を向けられることもなく
親のほうも、同窓会でも子供が独身の人が大半という状況に諦めムード。
こうして、未婚率はウナギ登り。
日本は一体どこへ向かっているのでしょうか?